イベント情報
特別展「當麻寺練供養 ―会式を彩るもの―」
毎年春に葛城市の當麻寺で開催される「當麻寺練供養」は令和6年3月に国の重要無形民俗文化財に指定されました。
それを記念して、葛城市歴史博物館では、第25回特別展「當麻寺練供養ー会式を彩るものー」を開催し、練供養の成立と発展、現在まで引き継がれている伝統を紹介します。
今回の特別展では、當麻寺練供養がどのような歴史を歩んできたのか、実際に用いられる道具、今に受け継がれている貴重な彫刻や資料などから考えます。また、全国に広がる練供養のなかで最も長い歴史のある行事のひとつである「當麻寺練供養」を支えてこられた當麻寺菩薩講の皆様の協力を得て、練供養を体感できる映像を特別に制作しました。
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特別展について
・開催期間:9月28日(土)から12月8日(日)まで
・場 所:歴史博物館1階 特別展示室
・開館時間:午前9時から午後5時(入館は午後4時30分まで)
・休館日 :毎週火曜日、第2・4水曜日
・観覧料 :一般 200円(160円)、高校・大学生 100円(80円)、小・中学生 50円(40円)
※( )内は20名以上の団体料金
おもな展示資料
菩薩面(當麻寺)、菩薩装束、菩薩面(新調)、持物(當麻寺護念院)、刺繍種子阿弥陀三尊図(當麻寺中之坊)、和州當麻寺奥院惣末寺由緒控帳(當麻寺奥院)、善導大師坐像(當麻寺念佛院)、当麻練供養図(奈良市誕生寺)、裸形阿弥陀如来立像(奈良国立博物館)など
特別展記念講演会
下記のとおり、特別展記念講演会を開催いたします。
参加をご希望の方は、前日までに必ずお申し込みください。
※事前申込みのない方は、当日参加できません。
記念講演会スケジュール
【第1回】 | 日時 | 講師 |
「當麻寺練供養の始まりとその背景」 「練供養を支える人びと」 | 10月26日(土)午後2時から | 松川夏生(歴史博物館 学芸員) 上田喜江氏(香芝市教育委員会文化財課学芸員) |
【第2回】 | 日時 | 講師 |
「當麻寺二十五菩薩来迎会 菩薩装束上衣・下裳の復元新調」 「當麻寺練供養会式と菩薩講」 | 11月16日(土)午後2時から | 明石文雄氏(㍿川島織物セルコン生産部技術顧問) 葛本雅崇氏(當麻寺護念院住職) |
【第3回】 | 日時 | 講師 |
「極楽往生を求めて−中世浄土教の世界−」 | 11月23日(土)午後2時から | 舩田淳一氏(金城学院大学教授) |
【第4回】 | 日時 | 講師 |
「練供養の芸態とその比較」 「練供養を描く絵画とその周辺」 | 11月30日(土)午後2時から | 福持昌之氏(京都市文化財保護課主任・文化財保護技師) 北澤菜月氏(奈良国立博物館学芸部情報サービス室長) |
【第5回】 | 日時 | 講師 |
「迎講伝承論−説話の世界に記憶される迎講−」 | 12月7日(土)午後2時から | 阿部泰郎氏(名古屋大学高等研究院客員教授・龍谷大学世界仏教文化研究センター招聘研究員) |
・申込先:歴史博物館 0745-64-1414(電話)
・定員:200名
・会場:歴史博物館「あかねホール」
・入場:無料