日本の鉄道開業150周年を祝うイベントとして、奈良県王寺町で開催された「鉄道フェスティバル2022」。鉄道ファンや地元住民など多くの人々が訪れ、大いに盛り上がったこのイベントについて、ご紹介します。
鉄道フェスティバル2022とは
「鉄道フェスティバル2022」は2022年10月14日~16日に行われ、日本の鉄道開業150周年を記念して奈良県王寺町で行われたイベントです。
Nゲージ走行鉄道展示、ヘッドマークリレー、鉄道トークショー等連日来ても楽しめるイベントが盛りだくさんでした!
実はこのイベント各所からの協力もあり普通では考えられない規模感だったそうで、鉄道ファンはもちろんお子様からご年配の方まで幅広い層の方が見に来られていました。
鉄道ファン釘付け!Nゲージ走行鉄道展示
鉄道フェスティバル会場では、異なるレイアウトで「りーべる鉄道倶楽部」「TRAIN TIME」「西大和学園鉄道研究部」のNゲージ(鉄道模型)に同じヘッドマークを装着して走らせました。
Nゲージ用のヘッドマークはわずか6mm…!1ミリ単位の微調整をしなければならないとても繊細な作業です。
コロナ前ではNゲージを運転する体験なども行っていましたがそれが出来なくなった状況で、ただ見て楽しむだけではなく、王寺町や鉄道の歴史を知ってもらえるよう当時の鉄道を忠実に再現したNゲージを走らせるなど随所に工夫が凝らされました。
西大和学園鉄道研究部など関係者や雪丸にもお揃いのヘッドマークのスタッフ章を付けて会場の一体感を高めながら制作に取り組んでいました!!
ヘッドマークリレーと同じ日付・同じ時間にNゲージを走らせ、現地に見に行くことが難しい高齢者やお子さんにもこの機会に楽しんでもらえました。
JR西日本×近鉄×奈良交通=幻のヘッドマークリレー
今回の1番の目玉「交通3社特殊ヘッドマークリレー」
鉄道会社の枠を超えて電車のヘッドマークをリレー方式で渡すという夢のような話を叶えたのがこの企画です。
会社のルールの中で「鉄道の一部を変えて運行することは難しい」とされているため、通常では考えられないことなのだそう。
それでも今回実現したのは150周年という記念の年だったということや、日頃からお付き合いのある3社だったからこそ。
ヘッドマークには王寺町のマスコットキャラクター雪丸が描かれており、この後紹介するだるまもいますよ!
まず第1走者の近鉄臨時団体列車あおぞらⅡがヘッドマークを装着。
出発時には王寺町のハンドベルチームがリレー出発のために編集した「線路は続くよどこまでも」の演奏が綺麗な音色を駅構内に響かせていました♪
2023年開催の「鉄バスフェス月間」「Guidoor」とのコラボレーションによる鉄道写真展「旅と歴史の交差点」オンラインギャラリーはこちらから。
王寺町の舟戸児童公園で展示中のSL「D51895」が当時現役で走っていた姿など貴重な写真から、テーマの「旅」をイメージするGuidoorのとっておきの写真などをオンラインギャラリーとして掲載しています。