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横須賀のカルチャーと人 – 横須賀弁は怖い!?
─横須賀に実際長く住んでいる横地さんだからこその新たな発見や気付きなどはありますか?
横地さん:わかったことは、みんな口が悪いですね(笑)というか悪く聞こえる。横須賀の人って怒ってなくても、真面目な人でも普段から不良言葉なんです。
なんで口が悪いのかというと、要は横須賀弁というのがあります。例えば「ない」の表現、イントネーションが独特で、特殊な変化をしています。
「わからない」→「わかんねー」
他にも「~してんから」(〜するから)という表現など、横須賀弁独特の方言が色々とあります。いわゆるみんながイメージする横浜の不良言葉がもっと濃くなったもの、それが横須賀の「標準語」なんだなと感じました。
おそらく不良言葉のルーツは横須賀の「おくにことば」を真似て生まれたのではないかと。それぐらいみんな怖いんです。だから気も強いんです(笑)
基本的には横須賀の人たちのマインドには「舐められたくない」、「舐められるのは絶対に許さない」というのがあると思います。
私も横須賀に長く住んでいるうちに、どんどんそういうマインドになってきましたし、そこのプライドが高くなったと思います。その分それは仲間としての友情の深さにも繋がっていると思います。
横須賀はストリートカルチャーが熱い!
横地さん:横須賀はストリートカルチャーが熱い街でもあります。ヒップホップやダンス、スケートボード、BMXとかも一気に横須賀で活性化しました。
うみかぜ公園などで、場所を譲り合いながら使っていると聞きます。それは全国的にも特殊だと言われていますね。元々横須賀でストリートカルチャーをやっていた人たちがグループを作って、ちゃんと公園に許可を取りながら使っていたようなんです。
そこをきっかけに横須賀のストリートカルチャーが花開いたと聞いています。そういう歴史があるから、横須賀ではストリートカルチャー同士がお互いを認め合う関係になり、若者文化として盛んになったんだと思います。
そういうことは私も横須賀に来て初めて知りました。大人たちは知らないから、広報的な媒体などにはその歴史が載っていないんです。大人たちベテラン世代とは断絶してて、ストリートカルチャー世代と混じり合うことが今までなかった。
ドブ板でも、ベテラン世代がすごく多くて、若者世代が入りにくい、という状態がずっと続いていたようですね。
でも、2021年になってようやくベテラン世代と若者世代が手を取り合って協力してプロジェクトが立ち上がったりしています。
やっと時代や環境が整ったということもありますが、私みたいに外部から来た人間は軋轢を知らないので、ベテランと若手の世代も垣根も自由に飛び越えちゃって、仲良くなれたからという部分もあるかもしれません。
機も熟していたし、そこに上手く化学反応も起こったという感じなのかなぁと思います。
横須賀&ドブ板通りの枠組み・世代・垣根を越えていく!横地流攻略法「ギャル理論」!
横地さん:横須賀ドブ板の兄貴分の方に私が一番最初に言われたことが、
「俺たちの街はそもそもヤンチャな奴しかいないから、多少バカなことしようが俺らからしたら可愛いもんだ。だから、俺たちは絶対に怒ったりしない。」
だったんです。
そこで、私がとったとある作戦があります。それは私が20代前半の時に気付いた「ギャル理論」という概念があります。ギャルの子たちってすぐに人と仲良くなるんですよね。
人って、かしこまった関係から始めると仲良くなるのに時間が掛かりますが、逆にいきなり砕けちゃえばその流れで仲良くなれるんです。
それをギャルの子たちから学びました。ギャルのコミュニケーション術を分析してみると、最初にいきなり「うわぁ、ウケるんだけど!」とか言うんですよね。
普通だと、ちょっといきなりは失礼かな?と思うんですが、自分が実際それをやられてみると、意外と嬉しいものなんです。
私は元々うまくコミュニケーションをとるのが苦手でした。超隠キャ、超オタクで、小学校からほとんど友達がいないような状態の子供でした。
でも、その「ギャル理論」からコミュニケーションを学んでからは、それを実践すれば人とスムーズに仲良くなれるとわかったんです。
であれば、超怖い横須賀の兄貴やベテラン世代の人たちにも、めっちゃ生意気にタメ口を聞けばコミュニティに入りやすいんじゃないか?と思い実践してみました。
横須賀の人は、世代が違っても、元気があって街のことを大切に思い、愛している人のことを悪くは思わないんです。「自分はこの街が大好きで、だからこういうことをやっている!やりたい!」ってことを伝えると、すごい喜んでくれます。こっちがむき出しの感情でぶつかって行けば返してもらえる街なんです。
ドブ板通りと横須賀のおすすめ観光情報はこちら
多言語観光情報サイトGuidoor:ドブ板通りマップと観光情報
住所:神奈川県横須賀市本町2-7
横須賀のおすすめ観光情報&観光スポットはこちら▼▼▼
多言語観光情報サイトGuidoor:横須賀ページ
※【続きはこちら】スカジャン絵師横地さんへのインタビューは次回へ続きます!
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