県の重要文化財に指定された十一面観世音菩薩像

岐阜県瑞穂市にある別府観音堂は、県指定重要文化財であり、平安時代末期に作られたと推定される十一面観世音菩薩立像が安置されています。
この観音像は、通称「別府観音」と呼ばれ、像高は182.4cm、台座の高さは9.0cmで、桧材一木造彫眼によって作られています。
穏やかで丸みを帯びた衣文の彫りや裳の折り返し、裾などが特徴で、温和で均整の取れた姿が見られます。