皇女和宮ゆかりの地

小簾紅園(おずこうえん)は、仁孝天皇の第8皇女である和宮(かずのみや)が、徳川第14代将軍家茂に嫁ぐため中山道を御降嫁された際に、呂久川(現在の揖斐川)を御座船で渡った場所に整備された庭園です。
和宮は、色麗しく紅葉している楓を一枝舷に立てさせ、玉簾の中からご覧になりながら、感慨深い和歌を詠みました。
この歴史的な出来事を記念して、昭和4年4月に小簾紅園が完成しました。
園内には多くの楓が植えられており、紅葉の季節には特に美しく、写真愛好家にも人気のスポットです。
毎年春と秋には、和宮の遺徳をしのぶ例祭が行われています。
春の例祭は4月の最終日曜日に神式で、秋の例祭は10月26日に仏式で行われます。