地域の歴史や文化を学び、過去と未来をつなぐ場所

龍ヶ崎市歴史民俗資料館は、茨城県龍ヶ崎市の歴史と文化を紹介する重要な施設です。平成2年(1990年)に設立され、地域の歴史や民俗文化を保存・展示しています。館内には、縄文時代から現代までの幅広い時代の資料が展示されており、訪れる人々に龍ヶ崎市の豊かな歴史を伝えています。

1階の常設展示では、県指定無形民俗文化財である「撞舞(つくまい)」の模型や映像資料、原始古代から近代までの生活道具や民具が展示されています。特に昭和時代の暮らしを再現した展示は、懐かしさを感じさせるとともに、若い世代には新鮮な驚きを提供します。また、2階には多目的室と体験学習室があり、様々な学習活動やワークショップが行われています。

屋外展示も見逃せません。農家の納屋やたばこ屋、水車小屋などが建ち並び、竜ヶ崎線を走った蒸気機関車がランドマークとして展示されています。これらの展示は、訪れる人々に昔の農村風景を思い起こさせ、歴史の一端を感じさせます。