遠野の文化と歴史を体感する物語の館

とおの物語の館は、江戸・明治時代を通じて遠野の人々によって伝承されてきた地域の民話・昔話などを視覚的・体感的に楽しめるテーマパークで、訪れる人々を幻想的な物語の世界へと誘います。

館内には、昔話を視覚的に楽しめる「昔話蔵」があり、切り絵やイラスト、映像を駆使して座敷わらしや雪女などの物語が紹介されています。広々とした蔵の中で、まるで物語の中に入り込んだかのような体験ができます。また、遠野出身の民俗学者・佐々木喜善の功績を紹介するコーナーも設けられており、彼の研究や遠野の文化について学ぶことができます。

さらに、「柳田國男展示館」では、民俗学の父と称される柳田國男が滞在した旧高善旅館を移築し、彼の生涯や遠野での足跡を紹介しています。柳田國男が好んだ装飾が施された趣のある建物で、彼の著作や功績を深く知ることができます。

「遠野座」では、地元の語り部が昔話を語る劇場空間が広がり、遠野の方言で語られる昔話や郷土芸能を体感できます。特に、神楽などの伝統芸能は、遠野の文化を肌で感じる貴重な機会となります。