自然と歴史が織りなす神秘的な巨石群

続石は、二つの大きな岩の上に幅約7メートル、奥行き約5メートル、厚さ約2メートルの巨石が乗っているという、非常に珍しい構造を持つ神秘的な観光スポットです。この巨石は「笠石」と呼ばれ、全体が鳥居のような形をしているため、その下を通り抜けることも可能です。

この場所は、柳田國男の『遠野物語』第91話にも登場し、古代人の墓であるという説や、武蔵坊弁慶が持ち上げて作ったという伝説が語られています。特に、弁慶がこの巨石を持ち上げて現在の位置に置いたという話は、訪れる人々の興味を引きつけます。

訪れる際は、山道を歩くために歩きやすい靴を履くことをおすすめします。続石の周辺には、弁慶の伝承が残る「泣き石」や「弁慶の昼寝場所」と呼ばれるスポットもあり、これらも併せて訪れることで遠野の歴史と自然をより深く感じることができます。