ユネスコ無形文化遺産の古川祭を彩る神社

気多若宮神社は、古川町の市街地を見下ろす高台に鎮座する歴史ある神社です。この神社は、能登國一之宮気多大社の御分霊を勧請奉斎したことがその名の由来とされています。大己貴神と御井神を祀るこの神社は、飛騨十神の一社として格式高い存在です。

気多若宮神社の参道を登ると、正面に拝殿が現れ、その左手には御神木の大クヌギがそびえ立っています。この巨樹は明治時代の落雷により上部が折れたものの、今なおその威厳を保ち続けています。また、毎年4月19日・20日に行われる「古川祭」は、この神社の例祭として知られ、ユネスコ無形文化遺産にも登録されています。この祭りでは、豪華絢爛な山車や勇壮な神輿が町を練り歩き、多くの観光客が訪れます。