戦国の風を感じる飛騨の歴史探訪

高原郷土館(神岡城)は、飛騨市神岡町の高台に位置する歴史資料館です。この館は「神岡城」「旧松葉家住宅」「鉱山資料館」の三つの施設から成り立っています。神岡城は、かつて金森氏の出城として使われ、現在の天守閣は昭和45年に神岡町のシンボルとして再建されました。城内には、鎧や刀剣、馬具などが展示され、戦国時代の雰囲気を感じることができます。

旧松葉家住宅は、北飛騨地方の伝統的な民家様式をそのまま残す建物で、岐阜県の重要有形民俗文化財に指定されています。ここでは、雪深い気候に備えた独特の生活用具や、藁で編まれた靴「ズンベ」などが展示されています。鉱山資料館では、神岡鉱山の歴史や鉱石採掘の技術、鉱山労働者の生活について学ぶことができます。

高原郷土館は、神岡の町並みを一望できる絶好のロケーションにあり、最上階からの眺めは圧巻です。館内の展示物を通じて、神岡の歴史や文化、そして人々の暮らしぶりを深く理解することができます。