1200年の歴史と自然が織りなす宮島の由緒ある古刹

大聖院は、真言宗御室派の大本山で弘法大師空海によって1200年前に開基されました。弥山のふもとにあり、鳥羽上皇の勅命による祈願道場として、また豊臣秀吉が歌会を開くなど、格式高い由緒ある古刹です。

境内には多くの見どころが点在しています。まず、仁王門をくぐると、五百羅漢庭園が広がり、個性豊かな羅漢像が出迎えてくれます。これらの羅漢像は一つ一つ異なる表情を持ち、訪れる人々の心を和ませます。また、遍照窟では四国八十八ヶ所の本尊の像が並び、独特の雰囲気が漂います。ここでは、四国八十八ヶ所を巡ったのと同じ功徳が得られるとされています。

さらに、大聖院の本堂には天井に飾られた灯篭があり、幻想的な灯火が訪れる人々を魅了します。秋には紅葉のライトアップが行われ、その美しさは圧巻です。また、弥山登山のコースもあり、自然と歴史を同時に楽しむことができます。