2000年以上の歴史を誇る関東随一の古社

武蔵一宮氷川神社は、2000年以上の歴史を誇る日本でも有数の古社です。
氷川神社は埼玉県内だけでなく東京都や神奈川県にも280以上の分社を持ち、その総本社としての役割を果たしています。大宮の地名の由来ともなったこの神社は、「大いなる宮居」として関東一円の信仰を集めています。

広大な境内は約3万坪に及び、参道は中山道の「一の鳥居」から約2kmにわたる長さを誇ります。参道を歩くと四季折々の自然が楽しめ、特に春には桜が美しく咲き誇ります。また、境内には高さ13mの木造の「二の鳥居」があり、これは明治神宮から寄贈移築されたものです。この鳥居をくぐると、厳かな雰囲気が漂い、訪れる人々を迎え入れます。

氷川神社の見どころの一つは、朱色の鳥居が並ぶ「氷川稲荷神社」です。京都の伏見稲荷を思わせるこの光景は、写真映えするスポットとして人気があります。また、境内には美しい水辺の風景が広がり、木々の緑と赤い橋が水面に映る様子は、訪れる人々の心を癒します。

年間を通じて多くの祭事が行われ、特に12月の大湯祭や初詣には全国から多くの参拝客が訪れます。初詣の時期には1000軒以上の露店が並び、賑やかな雰囲気が広がります。また、夏には「夏越大祓」と呼ばれる行事が行われ、特別な御朱印が授与されることもあります。