四季折々の風景と歴史が交差する公園

難波田城公園は、中世に富士見市を本拠地として活躍した難波田氏の居城跡を中心に整備された公園で、昭和36年に埼玉県旧跡に指定されました。

公園内は大きく二つのゾーンに分かれています。
一つ目は「城跡ゾーン」で、戦国時代の難波田城の曲輪や水堀、土塁が復元されています。水堀には睡蓮などの湿性植物が植栽されており、四季折々の景観が楽しめます。

二つ目は「古民家ゾーン」で、明治初期に建てられた市指定文化財の古民家2棟と長屋門が移築復元されています。ここでは、富士見市のなつかしい農家の風景を再現しており、穀蔵や文庫蔵、納屋などの付属屋も新築されています。穀蔵では、郷土芸能や古民家復元のビデオの視聴も可能です。

また、地域交流施設「ちょっ蔵」も併設されており、地元農産物や来園記念品などを購入することができます。毎週土曜、日曜、祝日には市民学芸員が施設ガイドを行っており、訪れる人々にとって貴重な歴史や文化の学びの場となっています。