1200年以上の歴史を誇る交通安全と厄除けのパワースポット

立木神社は、1200年以上の歴史を誇る滋賀県随一の古社です。
創建は767年、称徳天皇の時代に遡ります。伝説によれば、御祭神である武甕槌命(たけみかづちのみこと)が常陸国の鹿島神宮から旅をし、この地に到着した際に、手に持っていた柿の鞭を地面に刺したところ、それが柿の木となり、これを崇めて神殿が建てられたとされています。

また、801年には征夷大将軍の坂上田村麻呂が東北地方の平定を祈願し、大般若経一部を寄進したことから、厄除開運や交通安全の神様としても信仰されています。

境内には、県指定の天然記念物である推定樹齢400年のウラジロガシがそびえ立ち、その壮大な姿は訪れる人々を圧倒します。また、延宝8年(1680年)に建立された県内最古の石造りの道標も見どころの一つです。

立木神社では、年間を通じて多くの祭事が行われています。特に、2月3日の節分祭では、厄除開運の祈祷や神楽奉納、福矢授与、神酒・甘酒の接待、年男・年女による福豆・福餅撒き、宝みくじなどが行われ、多くの参拝者で賑わいます。また、5月3日の例大祭では、氏子各町内の神輿巡幸や隔年で奉納される「さんやれ踊り」が見どころです。