江戸時代中期の古民家

旧鴇田家住宅は、江戸時代に実籾村の名主をつとめた鴇田家の旧住居です。
享保12年から翌13年(1727年から1728年)にかけて建築されたもので、300年近くが経過しています。
L字型に曲がった主屋は、東北地方でよくみられる「曲屋」形式のもので、千葉県内の民家としては珍しいものとなっています。
また、身分の高い人が来訪した時に使う「ゲンカン(玄関)」や、その供の者が待機した「トモマチベヤ(供待ち部屋)」、江戸時代の民家としては貴重な客便所など、名主の家にふさわしい特色を伝えています。