村上の鮭文化を学び、体験する博物館

イヨボヤ会館は、日本初の鮭の博物館として知られており、鮭の生態や歴史、文化を多角的に学べる施設です。「イヨボヤ」とは村上の方言で鮭を意味し、この地域の人々にとって鮭は特別な存在です。

館内は地上3階、地下1階の構造で、各フロアには鮭に関するさまざまな展示が施されています。1階には、昔ながらの鮭漁に使用された道具が展示されており、村上の人々がどのようにして鮭を捕獲してきたかを知ることができます。また、ミニシアターでは、三面川の四季折々の風景とともに、村上の鮭文化を紹介する映像が上映されています。

2階には、鮭の生態や成長過程を学べる展示があり、子供から大人まで楽しめるインタラクティブなコーナーも充実しています。特に、鮭の産卵やふ化の様子をリアルタイムで観察できる水槽は、訪れる人々に大きな感動を与えます。さらに、地下には観察窓が設置されており、三面川の分流「種川」の水中の様子を自然のままに観察することができます。

3階の展望室からは、村上市の美しい景色を一望でき、特に秋には紅葉が美しく彩ります。また、館内には鮭に関する資料や映像が豊富に揃っており、訪れる人々に鮭の奥深さを伝えます。さらに、鮭公園と隣接しており、四季折々の花木や遊具が整備された憩いの場としても親しまれています。