古代の息吹を感じるひょうたん型の古墳

金山古墳は、非常に珍しい形状を持つ古墳です。この古墳は「瓢形古墳」と呼ばれ、その名の通りひょうたんの形をした双円墳です。日本国内で発見されている瓢形古墳の中でも最大規模を誇り、6世紀末から7世紀初頭にかけて築造されたと考えられています。

金山古墳は、北側と南側にそれぞれ円丘があり、北丘は2段、南丘は3段の構造を持っています。墳丘の周囲には堀が巡らされており、古墳全体が美しく整備されています。北側の墳丘には横穴式の石室があり、内部には二つの家型石棺が安置されおり、古代の人々の生活や信仰を垣間見ることができます。

金山古墳の周辺は史跡公園として整備されており、地元の人々や観光客にとって憩いの場となっています。春には桜が咲き誇り、花見を楽しむことができるスポットとしても人気です。また、古墳の周辺には散策路が整備されており、自然を感じながらゆったりとした時間を過ごすことができます。