古代から現代まで大分の歴史を網羅した博物館

大分県立歴史博物館は、古代から現代までの大分県の歴史を網羅した展示が特徴の博物館です。

博物館のエントランスホールに入ると、まず目に飛び込んでくるのは、国東半島の熊野磨崖仏の実物大レプリカです。この迫力ある展示は、細部まで忠実に再現されており、訪れる人々を圧倒します。また、富貴寺大堂の創建当時の姿を再現した模型も展示されており、平安時代の建築技術や宗教文化を感じることができます。

主要展示室では、大分県の歴史を時代ごとに分けて紹介しています。縄文時代から始まり、弥生時代、古墳時代、奈良・平安時代、そして江戸時代まで、各時代の生活様式や文化、信仰について詳しく学ぶことができます。特に、国宝に指定されている宇佐神宮本殿の10分の1スケール模型や国の重要文化財の天福寺塑像三尊仏などは一見の価値があります。

博物館の外には、史跡公園「宇佐風土記の丘」が広がっており、古墳群や四季折々の花々が楽しめる散策コースが整備されています。特に、春には桜が咲き誇り、美しい景色を楽しむことができます。また、博物館の周辺には、宇佐神宮や赤塚古墳などの観光スポットも点在しており、一日中楽しむことができるエリアとなっています。