梨の魅力を存分に味わえる学びと楽しみが融合した施設

鳥取二十世紀梨記念館は、日本で唯一の梨をテーマにした博物館です。2001年に開館し、2009年からは「なしっこ館」という愛称で親しまれています。この記念館は倉吉パークスクエア内にあり、観光客にとって必見のスポットです。

館内には、梨に関する様々な展示や体験コーナーが充実しています。まず、入館すると目に飛び込んでくるのが「二十世紀梨の巨木」です。この巨木は枝の広がりが20メートルにも及び、記念館のシンボルとして展示されています。また、梨の歴史や栽培技術を紹介するエリアもあり、模型や映像、パネルを通じて学ぶことができます。

特に注目すべきは、年中楽しめる梨の試食コーナーです。ここでは、3種類の梨を食べ比べることができ、訪れるたびに新しい味覚体験が待っています。新興、王秋、愛宕など、季節ごとに異なる品種の梨を楽しむことができるため、何度訪れても飽きることがありません。

さらに、館内には「二十世紀梨ものがたり劇場」があり、鳥取県が二十世紀梨の一大産地になるまでの歴史を映像とお芝居で紹介しています。精巧に作られたロボットが登場し、子供から大人まで楽しめる内容となっています。また、「梨のアートギャラリー」では、和紙人形を使った展示が行われ、梨と文化の関わりを深く知ることができます。

記念館内には、フルーツパーラーやミュージアムショップも併設されています。フルーツパーラーでは、梨を使ったソフトクリームやケーキなど、ここでしか味わえないスイーツが楽しめます。ミュージアムショップでは、梨にちなんだお土産が豊富に揃っており、訪れた記念にぴったりです。

また、館内では定期的にイベントやワークショップが開催されており、梨の栽培体験やクイズラリーなど、家族連れで楽しめるアクティビティが満載です。特に夏休みや連休中には、多くの観光客で賑わいます。