まるで絵画のような美しい田園風景を一望できる展望台
散居村展望台は、砺波平野の美しい田園風景を一望できる絶景スポットです。標高433メートルの鉢伏山に位置し、展望台からは広大な砺波平野が広がり、天気が良い日には遠く立山連峰や富山湾まで見渡すことができます。この展望台は、富山県の「ふるさと眺望点」にも選ばれており、訪れる人々に四季折々の美しい景色を楽しませてくれます。
「散居村」とは、広い平野に屋敷が点在する村落のことで、砺波平野の散居村は日本最大規模を誇ります。約220平方キロメートルの広大な敷地に約7,000戸の屋敷が建てられており、それぞれの家は「カイニョ」と呼ばれる屋敷林に囲まれています。この屋敷林は、冬の厳しい季節風や吹雪、夏の強い陽射しから家や人々の暮らしを守る役割を果たしてきました。
散居村展望台からの眺めは、四季折々の変化に富んでいます。春には新緑が芽吹き、夏には青々とした田んぼが広がり、秋には黄金色の稲穂が風に揺れ、冬には雪景色が広がります。特に5月上旬の田植えの時期には、水が張られた田んぼに夕日が差し込み、幻想的な光景が広がります。この時期には、多くのカメラマンが訪れ、その美しさを写真に収めています。
※冬期間(12月始め~3月下旬)は積雪等のため道路が閉鎖されています。