1200年の歴史を誇る願望成就の神社

烏峠稲荷神社は、標高486メートルの烏峠の山頂に鎮座する歴史ある神社です。この神社は828年に藤原俊二によって創建され、1200年以上の歴史を誇ります。代々の白河藩主から信仰されており、現在の本殿は江戸時代中期に松平定信によって建てられたものです。

この神社は、願望成就の神として信仰されており、霊験あらたかな場所として知られています。特に初詣の際には多くの参拝者が訪れ、ふもとから路上駐車の車で溢れるほどの賑わいを見せます。

烏峠稲荷神社の本殿は、権現造りの建物で七福神や四霊など様々な彫刻が施されています。これらの彫刻は非常に繊細で部分的に顔料が残っていることから、当時は色鮮やかな建物であったと考えられています。また、2009年には大規模な修復作業が行われ、現在もその美しい姿を保っています。