地域の愛情で蘇った名木しだれ桜

昌建寺は、永正6年(1509年)に創建された曹洞宗の寺院であり、歴史と自然が調和した美しい観光スポットです。

境内には、樹齢230年を超えるとされる見事なしだれ桜があり、春になるとその美しさが一層際立ちます。このしだれ桜は、平成19年(2007年)に村の天然記念物に指定されており、村を代表する名木の一つです。桜の枝が地面に届きそうなほどに広がり、その姿はまるで桜のトンネルのようです。このしだれ桜は平成の時代には一時的に弱って枯れかけたこともありましたが、お寺や檀家の方々の懸命な努力により、現在では再び元気な姿を取り戻しています。
毎年4月上旬から中旬にかけて見ごろを迎え、訪れる多くの観光客がその美しさに魅了されます。

泉崎村には昌建寺のしだれ桜以外にもソメイヨシノなど約3,000本の桜が植えられており、春には村全体が桜色に染まり村民や観光客を楽しませてくれます。