昼と夜で異なる表情を見せる美しい海上橋

松川浦大橋は、松川浦の浦口に架かる全長520メートルの美しい海上橋で、原釜地区と鵜の尾崎地区を結び、更に松川浦南側の磯部地区とを短絡する役割を果たしています。1992年に完成したこの橋は、松川浦漁港改修工事の一環として整備されました。

松川浦大橋は、その壮大な景観と調和し、昼間は青空に映える鉄線が美しく、夜になると白・緑・オレンジと色を変えながらライトアップされ、幻想的な美しさを見せます。このライトアップは、2017年に再開され、観光客にとって一層魅力的なスポットとなっています。

橋の上からは、太平洋の広がりや遠く金華山を望むことができ、特に晴れた日には絶景が広がります。また、潮風が心地よく、サイクリングや散歩コースとしても人気があります。橋を渡る際には、相馬港の美しい夜景も楽しむことができ、相馬市を代表する観光スポットの一つです。

松川浦大橋は、東日本大震災の影響を受けましたが、復旧工事を経て再びその美しさを取り戻しました。現在では、多くの観光客が訪れ、その壮大な景観とライトアップを楽しんでいます。橋の周辺には、松川浦県立自然公園が広がり、自然の中でリラックスしたひとときを過ごすことができます。