金物の魅力を再発見!職人の技と心を知る資料館

三木市立金物資料館は、金物の歴史と文化を深く知ることができる貴重なスポットです。三木市は古くから金物の産地として知られ、その伝統と技術は今もなお受け継がれています。この資料館はそんな三木の金物文化を広く紹介するために設立されました。

資料館は金物神社の境内地にあり、昭和51年に開館しました。館内には古来から伝わる鍛冶製法や、職人が「かじやさん」と呼ばれていた時代のことがよくわかる展示が充実しています。展示物は鋸、鑿、鉋、鏝、小刀などの大工道具を中心に、金物に関する貴重な資料や製品が多数展示されています。これらの展示物を通じて、金物産業の発展とその歴史を学ぶことができます。

また、資料館の前庭には唱歌「村のかじや」の記念碑が昭和53年に建立されました。この記念碑は大正初期から子どもたちに歌われ親しまれてきた「村のかじや」が学校の教科書から姿を消したことを惜しんで建てられたものです。