絵本の魅力に包まれる夢の館

絵本の館は、絵本の世界に浸ることができる夢のような場所です。1991年に開館したこの施設は、絵本の蔵書数が約36,000冊を誇り、子どもから大人まで幅広い世代に愛されています。館内は、まるで絵本の中に迷い込んだかのような温かみのあるデザインが特徴で、訪れる人々を魅了します。

「絵本の館」にはさまざまな部屋があり、それぞれが異なる魅力を持っています。「えほんのへや」では数多くの絵本が並び、自由に手に取って読むことができます。子どもたちはもちろん、大人も童心に帰って楽しむことができるスペースです。また「展示ホール」では絵本の原画展が定期的に開催され、絵本作家の創作の過程や作品の魅力を間近で感じることができます。

さらに「まちの図書室」では一般書の閲覧が可能で、静かな読書時間を過ごすことができます。読書室や体験教室もあり、絵本の読み聞かせやアート教室など、さまざまなイベントが開催されています。「たまごのへや」はその名の通りたまご型の部屋で、中には木の玉約10万個が入った「木の砂場」があります。「木の砂場」は、親子で一緒に楽しむことができる遊び場で、木のおもちゃも多く置かれており、自然素材の温かみを感じながら遊ぶことができます。

館内には、剣淵町産の野菜を使った軽食やジュースを楽しめる喫茶「らくがき」もあります。ここでは、地元の食材を使ったメニューが楽しめるだけでなく、絵本や芸術作品、地場産品の販売コーナーもあり、お土産や記念品を購入することができます。

「絵本の館」は、年間を通じてさまざまなイベントが開催されており、特に夏には「けんぶち絵本の里大賞」が行われます。このイベントでは、来館者が投票でお気に入りの絵本を選び、受賞作品が決定されます。また、季節ごとに異なるテーマの原画展やワークショップが開催され、訪れるたびに新しい発見があります。