美しい参道と石灯籠が迎える小樽の守り神
小樽総鎮守住吉神社は、歴史と自然が調和した美しい神社で、小樽市の中心部からほど近く、創建以来、小樽の総鎮守として地域の守り神として崇められてきました。
住吉神社の歴史は、函館八幡宮の神主・菊地重賢が住吉神を勧請し、オタルナイに創建したことに始まります。1868年には厳島神社に仮奉斎され、1875年に郷社に列格されました。現在の社殿は1881年に建設され、1906年には県社に昇格しました。1955年には神社本庁の別表神社に指定され、1971年には鎮座百年を記念して社殿が改築されました。
住吉神社の境内は広大で鳥居が三つあり、第一鳥居から第三鳥居まで続く参道は美しい石畳で整備されています。参道の両側には立派な石灯籠が並び、特に第三鳥居を越えた先の石灯籠は見応えがあります。また、境内には複数の狛犬が鎮座しており、それぞれが独特の風格を持っています。
住吉神社の御祭神は、底筒男命、中筒男命、表筒男命、息長帯姫命の四柱です。これらの神々は、厄祓いや安産祈願、航海安全、交通安全、商売繁盛、合格祈願など、多岐にわたるご利益をもたらすとされています。
住吉神社では、年間を通じて様々な祭事やイベントが行われており、特に3月3日のひな祭りや、10月中旬の秋季大祭は多くの参拝者で賑わいます。