エゾカンゾウの花が咲き誇る断崖
積丹岬は、積丹半島の最北端に位置する美しい岬で、眼下には息をのむような絶景が広がります。展望台からはダイナミックな岩場や「積丹ブルー」と呼ばれる岩盤まで見えるほどの透明な海を一望することができます。
積丹岬には整備された「シララの小道」と呼ばれる自然遊歩道があり、1kmほど歩いた先にある展望台からは沖に向かって立つ「女郎子岩」を見ることができます。この岩は、女性の姿に似ていることからその名が付けられ、アイヌ首長の娘シララ姫が恋人の船出を見て立ち尽くしたまま岩になったという悲しい伝説が語り継がれています。
断崖絶壁が続く中で唯一波打ち際まで下りられる島武意海岸は、その美しさから「日本の渚百選」に選ばれた特別な場所です。
初夏には積丹の町花であるエゾカンゾウの花が断崖に咲き誇り、ひときわ美しい情景が広がります。