利尻山と礼文島を望む絶景の岬

ノシャップ岬は、稚内市の最西端に位置し、宗谷海峡に突き出た美しい岬です。この岬の名前は、アイヌ語で「岬が顎のように突き出たところ」や「波の砕ける場所」を意味する「ノシャップ」に由来しています。

ノシャップ岬の最大の魅力の一つはその絶景です。オホーツク海と利尻富士を一望できる絶好のロケーションには恵山泊漁港公園があり、特に夕日が沈む時間帯には、空と海がオレンジ色に染まり幻想的な風景が広がります。園内にはイルカをモチーフにした時計台が設置されており、訪れる人々にとってのランドマークとなっています。

岬に立つ稚内灯台は、紅白の鮮やかなツートンカラーが特徴的で、高さ42.7メートルを誇り、北海道内で最も高い灯台であり、全国でも島根県の日御碕灯台に次いで2番目の高さを持ちます。

ノシャップ岬の周辺の海岸では7~8月頃の早朝に利尻昆布の昆布採りの風景を見ることができ、夏の風物詩となっています。