四季折々の美しさが広がる日本最大のカルデラ湖

屈斜路湖は、日本最大のカルデラ湖であり、周囲約57km、最大水深約117mの広大な湖は、阿寒摩周国立公園の一部として自然の美しさを保ち続けています。

湖の南岸には和琴半島が突き出し、湖上には中島が浮かぶ風景が広がります。特に美幌峠からの眺めは絶景で、湖全体を一望できるポイントとして人気です。また、津別峠からは早朝に現れる雲海が見られることもあります。

屈斜路湖は四季を通じて異なる魅力を楽しむことができます。夏には湖水浴やカヌー、カヤック、釣りなどのアクティビティが盛んで、湖畔のキャンプ場で自然を満喫することができます。特に砂湯では、砂を掘ると温泉が湧き出し、足湯を楽しむことができるというユニークな体験ができます。

冬には湖が全面氷結し、白鳥が飛来する姿が見られます。500羽もの白鳥が湖面に舞い降りる光景はフォトスポットとしても人気です。また、冬季限定の氷上釣りも楽しむことができ、寒い季節ならではのアクティビティが充実しています。

湖畔には無料の露天風呂「コタンの湯」や「和琴温泉」があり、また、湖畔の砂浜では砂を掘って自分だけの温泉を作ることができる「砂湯」があり、家族連れやカップルに人気です。

屈斜路湖の名前は、アイヌ語で「湖が川になり流れ出すところ」を意味する「クッチャロ」に由来しています。湖の周辺にはアイヌ文化を感じることができるスポットも点在しており、アイヌ民族資料館などでその歴史や文化に触れることができます。