置戸町の過去と未来をつなぐ場所

置戸町郷土資料館は、地域の歴史と文化を深く知ることができる貴重なスポットで、旧石器時代から現代に至るまでの生活用具や産業機具が展示されており、特に林業に関する資料や黒曜石の石器、明治期からの農機具など、歴史的価値の高い展示物が多数あります。

資料館の設立は昭和45年に遡り、当初は置戸町立図書館の一画に設けられた郷土資料室から始まりました。郷土史研究会の会員によって収集活動が行われ、町民から寄贈された農機具や山道具などが集められました。現在では、約1万点にも及ぶ資料が収蔵されています。

館内では数万年前の石器や明治期から使用されてきた貴重な郷土資料を見ることができます。特に注目すべきは、置戸町の指定文化財である藤川コレクションや大矢ボッコ靴などの展示です。また、デジタル郷土資料館も併設されており、町指定文化財や歴史を語る写真、古地図などをデジタルで閲覧することができます。