見て、触れて、体験する甲冑の世界

甲冑工房 丸武は、戦国時代の武将たちが身につけた甲冑の写しや、時代劇で使用される甲冑などを製作・展示している工房です。単なる展示施設ではなく、甲冑の歴史や文化を深く知ることができる、体験型のスポットとして人気を集めています。
丸武は、もともと釣り竿メーカーとして創業しましたが、先代の田ノ上忍氏の趣味が高じて甲冑製作を始め、現在に至ります。長年の経験と技術によって製作された甲冑は、その精巧さと美しさで高く評価されており、テレビや映画、博物館の展示、時代祭り、歌舞伎など、幅広い分野で活用されています。工房内には、実際に武士が着用した甲冑や、歴史上の武将を模した甲冑など、常時50領以上が展示されており、間近でその迫力と職人の技を感じることができます。
丸武の魅力は、単に甲冑を見るだけではありません。甲冑の歴史や構造についての解説を聞いたり、実際に甲冑に触れたり、試着したりする体験プログラムも用意されています(要予約)。重厚な甲冑を身につけることで、当時の武士の気持ちを少しでも感じることができるでしょう。また、併設のお食事処では、地元食材を使った料理を味わうことができ、お土産処では、戦国グッズなどを購入することができます。