円山応挙とその一門による165面の襖絵

町内にひっそりと佇む大乗寺は、別名「応挙寺」とも呼ばれ、江戸時代の絵師・円山応挙とその弟子たちによる貴重な障壁画が数多く残る寺院です。これらの美しい襖絵は、国の重要文化財にも指定されており、訪れる人々を魅了してやみません。
円山応挙は、江戸時代中期に活躍した絵師であり、写生を重視した独自の画風を確立しました。大乗寺には、応挙とその弟子たちが描いた165点もの障壁画が残されており、その芸術性の高さは見る者を圧倒します。花鳥画や山水画など、多彩なテーマで描かれたこれらの障壁画からは、応挙とその一門の卓越した技術と豊かな表現力を感じ取ることができます。
大乗寺は、豊かな自然に囲まれた静寂な場所に位置しており、四季折々の美しい景色を楽しむことができます。樹齢約1,200年の楠や椎の巨木などに包まれた境内は、荘厳な雰囲気を醸し出しています。