丹波紅葉三山の一つ

高源寺は、臨済宗妙心寺派の寺院で、瑞巌山を山号とし、釈迦如来を本尊としています。正中2年(1325年)に後醍醐天皇の勅願により、中国で修行を積んだ僧・遠谿祖雄によって開山されました。もとは天台宗に属し、十福寺と呼ばれていましたが、戦国時代に廃寺となり江戸初期に再興され、天徳山高源寺とし、臨済宗妙心寺派に属し、現在に至っています。

境内には、重要文化財である「絹本著色普応国師像」をはじめ、市指定文化財の「袈裟」、「雪巌祖欽墨蹟」、「高峰原妙墨蹟」、「中峰明本墨蹟」などが所蔵されており、歴史的、文化的に貴重な寺院です。

特に秋の紅葉は「丹波紅葉三山」の一つに数えられ、その美しさは多くの人々を魅了します。境内には数百本の天目カエデが植えられており、秋になると境内一面が真っ赤に染まります。特に参道にある「もみじの参道」は、紅葉のトンネルとなり、その美しさは息をのむほどです。円通寺、石龕寺とともに「丹波紅葉三山」の1つとして知られています。

境内は広く、静寂に包まれており、四季折々の自然を楽しむことができます。春には八重桜が咲き誇り、秋とはまた違った美しい景色を見せてくれます。