豊かな自然に抱かれた場所にひっそりと佇む古刹

龍嶽寺は、室町時代に開山された由緒ある古刹で、創建は天文5年(1536年)に遡り、長い歴史の中で地域の信仰を集めてきました。
龍嶽寺の見どころは、まず第一に瑠璃殿です。ここには薬師如来像が安置されており、その隣には室町時代に作られたとされる数体の仏像が静かに佇んでいます。静けさと安らぎに満ちたこの空間では、時の流れを感じ、深い精神性を感じることができるでしょう。
また、境内には下條村指定文化財の五輪塔や、徳川家康からの書状(写)、白隠禅師の「隻履之達磨(せきりのだるま)」も保管されています。これらは寺の歴史を今日伝える貴重な文化遺産であり、歴史愛好家や文化愛好家は必見です。