日本一の砂礫海岸

三重県熊野市から紀宝町にかけて、熊野灘に沿って約22kmにわたって伸びる七里御浜は、日本一長い砂礫海岸として知られています。その雄大な景色は、訪れる人々を魅了し、ドライブや散策に最適なスポットとして人気を集めています。
七里御浜の最大の魅力は、どこまでも続く海岸線と、青く輝く熊野灘、そして背後にそびえる山々が織りなす絶景です。特に、夕日が水平線に沈む時間帯の眺めは、息をのむ美しさで、訪れる人々を魅了します。また、七里御浜は、熊野古道伊勢路の一部でもあり、かつては多くの巡礼者が歩いた道として、歴史と文化が息づいています。海岸沿いには、熊野灘からの潮風を防ぐために植えられた松林が続いており、「21世紀に残したい日本の自然100選」にも選ばれています。
七里御浜では、自然との触れ合いも楽しめます。海岸には、熊野川を流れてきた様々な種類の石を見つけることができ、春から夏にかけては、アカウミガメが産卵のために上陸する場所としても知られています。